まず、スコット先生のイントロダクションと、日本人女性によるリスニングパワーの効果的な使い方をお話します。

そして、その後に、「空港のチェックイン」を想定した会話が流れてきます。

この「空港のチェックイン」の会話をまずはどれだけ聞き取れるか最初にテストしてみて下さい。

そして、30日後にもう一度聞いてみて下さい。


これから説明するレッスン2からレッスン22までを繰り返し聞くことで、驚くほどリスニング力が上達していることを体験するでしょう。


スコット先生と、日本人男性が、アルファベットをAからZまで交互に発音します。

このドリルは、スコット先生が日本人の生徒と発音矯正のプライベートレッスンをする時に、もっとも効果的だと感じているレッスンが元になっています。

スコット先生は、生徒にカタカナ英語とアメリカ英語という両極端な発音を聞かせ、今度は生徒に、できる限りカタカナ英語で発音させ、次にできる限りアメリカ英語に近く発音させることがあります。

そうすることで、日本語英語とアメリカ英語の違いがはっきりとわかるようになるからです。

このセクションでは、日本人が発音する典型的なカタカナ英語と、スコット先生のアメリカ英語でアルファベットを聞きます。


このセクションを聞く時には、日本人が発音したアルファベットの音がいかに短いか、そして、アメリカ人のスコット先生が発音したアルファベットの音がよく音が伸びている、この違いを意識して聞き分けてください。

このレッスンをすることで、自分自身の発音の悪さに気が付くように

なり、また正しい英語の音がより明確に聞こえるようになります。


空港でのチェックインを想定したアメリカ人2人の会話が流れます。

ここで、会話を聞き取れるかどうかは重要ではありません。

実は、会話のバックグラウンドの音に、周波数を流しているのですが、

英語の周波数を聞きながら、英語の会話を聞くことで、耳が徐々に英語の周波数に慣れ、英語の会話が聞き取れるようになってきます。


A~Zのアルファベットには、それぞれに固有の音があります。中には、アルファベットの名前と完全に違う音のものもあります。

スコット先生が、アルファベットを順番に、AからZまでアルファベット読み以外の他の発音の仕方を教えます。

たとえば、Aは、アルファベットだと、「エイ」と発音しますが、アルファベット読み以外だと、「アー(Ah)」という発音をします。

他の例だと、C(シー)の音には、「シー」というアルファベット通りの発音の仕方以外に、2つの発音方法があります。それは、K(ク)という発音と、S(スー)という発音です。

このレッスンでは、A~Zのアルファベット読み以外の、それぞれのアルファベットの発音方法を学びます。


レッスン5では、アメリカ英語の母音の発音のレッスンをします。

それぞれの母音を発音した後、その母音を含んだ3つの単語を言いますので、アメリカ英語の母音の音を単語と一緒に覚えることができます。

たとえば、下記のように、まずは、Uah(ウー)という母音をアメリカ人の先生が発音し、次に、Uahを含んだ単語を3つ言います。

Uah (ウー) blue、 new、 true

そして、バックグラウンドの音に、特別な周波数の音を入れてあるので、母音の音が脳に認識されやすくなります。


このセクションでは、周波数を解析するソフトで計算した速度で、母音を連続して発音します。

たとえば、下記のように、まずは、連続して何度も、ターゲットの母音の音を連続で流します。そして、その母音を含む単語が繰り返し発音されます。

ah ah ah ah ah ah ah ah ah ah ah ah bAt sAt fAt bAt sAt fAt

まるで、耳の中に母音のシャワーを浴びているように感じるでしょう。

このセクションを、何度も繰り返すことで、アメリカ英語の母音の音を脳に新しい音として認識させるので、それぞれの母音がはっきりと聞こえるようになってきます。


このセクションでは、下記のように、日本でもよく親しまれている英単語をアメリカ英語と、典型的な日本語英語の順に交互に発音しますので、アメリカ英語との違いによく注意しながら、聞き比べて下さい。

アメリカ英語のRで発音 「Car」 カタカナ英語のRで発音 「カー」
アメリカ英語のOで発音 「Only」 Jカタカナ英語のOで発音 「オンリー」
アメリカ英語のFで発音 「Foot」 カタカナ英語のFで発音 「フット」

このセクションをリスニングすれば、アメリカ英語と、典型的な日本語英語の違いがはっきりとわかるようになります。

スコット先生が今まで25年間、日本人に英語を教えてきた経験から、カタカナ英語に慣れきってしまった日本人が、アメリカ英語とカタカナ英語の違いをはっきりとわかるようになるには、アメリカ英語と、カタカナ英語を、交互に流し、リスニングしながら違いを聞き分けるトレーニングが効果的だとわかりました。

このセクションでは、アメリカ英語と、カタカナ英語で、下記のように、交互に単語を聞き比べます。

アメリカ英語 カタカナ英語
Mat マット
Bat バット
Fur ファー
Her ハー
It イット

このドリルを繰り返すうちに、自分の発音の悪さに気づくようになり、

自分の発音と、英語本来の発音の違いがよくわかるようになります。

このセクションでは、日本人が英語を聞き取れるようになるのに「大切なキーサウンドとなる母音」を聞いて行きます。

これらの母音は日本語にはない音なので、新しい英語の音を脳にインプットしていきます


「L と R」など、日本人がよく同じ発音として間違えて聞こえてしまう単語を、聞き比べてください。

下記の例のように、2つの間違いやすい単語を言った後、その2つの単語が入った例文を言います。

よく聞いてみると、それらの似ていると思っていた単語はかなり違った音であることに気付くでしょう。

その違いが、はっきりわかるようになるまで、何度も繰り返して練習してください。

work 仕事 walk 歩く
I often WALK when I go to WORK.
度々、歩いて仕事に行きます。

read 読む lead
Can you READ the number on the car in the LEAD.
先頭にいる車のナンバーが読めますか?

sought seek(探す)の過去形 thought think(考える)の過去形
He SOUGHT after the person he THOUGHT was missing.
彼は行方不明になったと思った人を探しました。

このセクションを聞けば聞くほど、2つの似ている単語の違いがはっきりとわかるようになります。


キーサウンドとは、日本人が英語耳になるために、身につける必要のある重要な英語の音、母音の音のことです。

このセクションでは、再び、いくつかのキーサウンドにフォーカス しま

す。

下記の例のように、キーサウンドと、それに続く7つの単語を聞いてみましょう。

それぞれの単語の中に含まれるキーサウンドがはっきりと聞き取れるように注意してリスニングします。

ERrr far、fear、near、tear、dear、run、ready
Sssss six、seven、sister、silence、Saturday、Sunday、sunny
Aha bat、cat、mat、sat、hat、rat、that
Uh under、up、oven、Wednesday、thunder、money、other
Th that、this、these、those、them、there、they

これらのキーサウンドの音はどんな単語の時も変わる事はありません

ので、一つ一つのキーサウンドに慣れて行くことはとても大切です。


このセクションでは、スコット先生と、アメリカ人女性が、交互に、母音をランダムに素早く繰り返して言います。

難しいことは考えずに、ただ母音の音を聞き流すだけでいいです。

そのうちに、スコット先生や、アメリカ人女性の言う母音の音に慣れてくるでしょう。


日本では、多くのカタカナが使われています。

でも、ただ、カタカナの発音が日本語発音になっているだけでなく、英語に直すと、変なカタカナが多いです。

当然、そういった日本語化された、アメリカでは使われていないカタカナの造語は、アメリカで、アメリカ人にどんなきれいな発音で言っても通じません。

ここでは、日本でよく使われいるカタカナを30個ピックアップしまし

た。そして、正しいアメリカ英語と比べて下さい。

最初は、日本人がカタカナの言葉を言い、そのすぐ後に、スコット先生

が、正しいアメリカ英語を言います。

おそらく、あなたも、間違って覚えてしまっている30個のカタカナ英語ですので、ここで正しい英語の言い方を覚えましょう。下記にいくか例を挙げます。

カタカナ英語 アメリカ英語
クーラー air conditioner
ファスナー zipper
バックナンバー back issue
ガードアップ security guard
マンツーマン one to one
フライドポテト French fries
コストダウン Reduced price
ハンドル steering wheel
ジェットコースター roller coaster

あまり知られていませんが、実は、「ih と ii」は、日本人が2番目に間違えやすい母音です。

ihの音は、itやsiitなどの単語に入っている「イ」と「エ」の中間のようなihの発音です。この音は、日本語にないので、日本人にとって間違えやすく、発音も難しいとされている母音です。

iiの音は、eatやeasyのiiの発音です。この発音は、日本語でいう「イー」に近い音なので、日本人は、iを見ると、「イー」または「イ」という発音をすればいいと思いますが、ihの音は、「イ」とは、全く異なる音です。

easyのiiの音は、既に聞き取ることができる音ですので、もう一つの、ihにフォーカスして、このトレーニングを聞いて下さい。

このセクションをihにフォーカスしてリスニングすることで、「ih と ii」の違いが明確にわかるようになるでしょう。


このセクションでは、最初に、様々な母音が、早く連発しながら左の耳から、右の耳へと聞こえてきます。

今度は、母音が右の耳から左の耳へと流れるようにして聞こえてきます。

その後で、「マーフィーの法則」というストーリーをアメリカ人男性が話します。そのバックグラウンドには、最初の母音のドリルの音が、かぶさる様に、かすかに聞こえてきます。

母音を聞きながら、同時に、「マーフィーの法則」というストーリーを聞くようにして下さい。


母音を聞き取りながら、同時に、話も聞き取るこのドリルは、リスニング力を一歩上に持って行くのに効果的です。


アメリカ英語独特の母音で、AppleのAや、catのAに見られる「Ah」の音は、日本人が最も間違って発音している音です。

このセクションでは、アメリカ英語特有の「Ah」の音、そして、日本語の「ア」に比較的近い「Uh」の音を聞き比べるトレーニングをします。

スコット先生が、AhやUhを色々なピッチで、何度も発音します。AhやUhの音には、特別なエコーの音声技術を使っています。

Ah Uh Ah Uh Ah Uh Ah Uh Ah Uh Ah Uh Ah Uh

Apple リンゴ Under 下の

After 後で Up 上に

At ~で Other 他の

このセクションを繰り返し聞くことで、AhとUhの音をはっきりと聞き分けることができるようになります。


下記の「work」と「walk」のように、日本人が間違えやすい音に

フォーカスして、何度も2つの似た単語を交互に繰り返しネイティブの先生が発音します。

Work 働く Walk 歩く ORAL
Read 読む Lead 導く RL
Thing Sing 歌う ThS
River Liver 肝臓 RL
Cat Cut 切る AhUa
Boat 働く Bought (buy の過去形) OhAu
It それ Eat 食べる iie
Woman 働く Women (womanの)複数形 Wowih

最初は、2つの単語が同じように聞こえるようかもしれませんが、何度も繰り返し聞くことで、2つの単語をはっきりと聞き分けられるようになります。
2つの単語は、間違えやすい2つの母音や子音の音を含んでいるので、

下記の単語に限らず、他の単語でも英語の音の違いを聞き取れるようになります。


ここでは、英語の音ではなく、今までに聞いたことがないような聞き慣れない周波数の音のみが聞こえてきます。

下記の図の通り、日本語の周波数に比べて、英語の周波数の方が音域の範囲がずっと高いです。


このセクションの目的は、周波数のトーンを徐々に上げていくことで、

あなたの聞き取れる周波数の音域を上げて行くことです。


このセクションでは、まずコテコテの日本語英語を聞き、そのすぐ後にスコット先生の英語を聞きます。

このセクションの目的は、日本語英語と、アメリカ英語を聞き比べることです。

その際に、アメリカ英語の方に集中してください。

スコット先生が話す英語の音の方がよく伸びて、次の単語とつながっている事に気をつけて聞いてください。

下記の例文を、日本語英語と、アメリカ英語で聞き比べます。

1. I like to play tennis or golf on the weekend.
(週末にテニスかゴルフをするのが好きです。)
2. I have been to American three times and I will go again next year.
(アメリカに3回行った事があります、そしてもう一度来年に行くつもりです。)
3. My birthday is in September.
(私の誕生日は9月です。)
4. Can you repeat your last name for me?
(もう一度、上のお名前(姓)を繰り返していただけますか?)
5. EST is very useful and will help me with my English.
(ESTはとても役に立ち、そして私の英語の助けになるでしょう。)

このトレーニングは、即効性があり、効果的なのでスコット先生の発音矯正のプライベートレッスンでも最初の頃に行っています。

カタカナ発音を矯正するのに効果的で、自分の日本語英語に気が付き、

自分の英語をアメリカ英語に矯正できる有効なトレーニングです。

このセクションを何度も聞いている内に、日本語英語と、アメリカ英語の違いがはっきりとわかるようになります。


アメリカ人女性が、英語で数字を1から25まで読みあげて行きます。

数字を言っていく中に、アルファベットの文字を言う時がありますので、集中して聞いて下さい。

アルファベットの文字が聞こえたら、そのアルファベットを書きとめて下さい。

下記のように聞こえます。

number 1、number 2、number 3、R、number 4、number 5、number 6、number 7、E・・・

周波数の音もバックグランドに流れています。このセクションは、集中力を鍛えるトレーニングです。


このセクションは、英語の音ではなく、今までに聞いたことがないような耳慣れない周波数の音のみが聞こえてきます。

下記の図の通り、日本語の周波数に比べて、英語の周波数の方が音域の範囲がずっと高いですが、このドリルを繰り返し聞き流すと、あなたの聞き取れる周波数の音域が上がっていきます。


このセクションでは、様々な周波数の音を聞きます。

このセクションで聞くトーンは、「e U A Er. Ah uah」といったアメリカ英語の基本となるキーサウンドの母音に合わせた周波数です。

「e U A Er. Ah uah」といった基本となる母音の音を、英語の周波数を聞きながら脳に「本来の英語の音」として認識させます。


このセクションでは、日本語の駅のアナウンスを流しながら、バックグラウンドの音に、様々なトーンの周波数の音を流します。

日本語の会話に集中して聞いて下さい。

日本語の会話を聞いているだけなのに、英語のリスニング力がつく、きっと不思議に感じられるトレーニングです。

日本語の会話を聞くだけで英語のリスニング力がつく秘訣は、バックグラウンドの周波数との関係にあります。