CD1を終了すると、もう自分の「聞き取りの能力」の進歩に気が付いていることでしょう。

CD2もCD1からの多くの重要な英語の音に焦点を当てていますが、ここではそれにスピードがつきます。

このCD2での目標は、ネイティブが日常会話で普通に話している英語を聞き取れるようになることです。

CD2のスピードはこれまで聞いてきた速さのおよそ2倍になりますが、CD1で2週間ほど学習した後なら、CD2の英語の早さもそんなに早く感じられなくなっているはずです。


ここでは会話を聞きますが、さまざまな英語の母音の周波数を含んだ音が聞こえてきます

定期的にこのセクションを繰り返すことで、日本語にない母音の音を聞き取れるようになります。


日本人が英語の周波数で母音を聞き取れるようになるために、英語の母音の音が、左と右の耳から交互に頭の中に飛び込んできます。

不思議な感覚ですが、まるで英語の母音のシャワーを浴びているように感じるでしょう。

日本人が聞き取れなくて、苦手としている母音を、この「母音のシャ

ワー」を浴びることで、無理なく聞き取れるようになります。


たとえば、下記の2つの単語は、日本人がよく発音を間違う単語です。

work (仕事) / walk (歩く)

この2つの単語をカタカナで書くと、「ワーク」、「ウォーク」という発音になりますが、workと発音しているつもりでも、ネイティブにはよくwalkと発音しようとしているように聞こえてしまっていることが

あります。

でも、こういった2つの似た単語を何度も繰り返し聞くトレーニングをすることで、似ている英語の音も聞き分けられるようになり、自分でも区別して発音できるようになります。

そして、red (赤色)/ lead(鉛)のように、RとLの聞き分けなど、日本人が苦手とする子音も聞き分けられるようになります。


母音の「アー(Ah)」と「エー(Er)」、 この2つの音も、日本人が聞き取りと、発音をとても苦手としています。

Rで終わる発音は、日本人にとっては、難しい、長く伸ばす音ですが、英語では頻繁に使われる発音です。

ここでは、Ahの音を含む、tALked(芝生)や、ERの音を含む、

drivER(運転手)といった単語などを含んだ下記の会話を聞くリスニングのトレーニングをし、母音のアー(Ah)とエー(Er)の音を身に

つけます。 

Last weekend was veRy hot so John did not walk to WALk to 

WORk. AfteR he called a taxi, he put on a blue shiRt and tALked to the taxi drivER on the lAWn.


今までに学んだ母音の復習をし、しっかりと母音の音を身につけるためのトレーニングをします。

英語の全ての母音を何度もシャワーのように浴び、それぞれの母音と単語を結び付けて脳に覚えさせることで、英語本来の母音の音を脳に定着させます。

たとえば、このように聞こえます。
i i i i i (イー、イー、イー、イー、イー)
i feet(イー、フィート)
i seat(イー、スィート)
i meat (イー、ミート)

最初の、i i i i i (イー、イー、イー、イー、イー)は、周波数解析ソフトで計算し、脳に一番届きやすいと計算したピッチで、5回連発して早く母音の音を流します。

次に、上の例のように、その母音を一回、発音し、その母音を含む単語を言います。一つの母音につき、3つの単語を聞いて、母音を習得します。

そして、バックグラウンドにはある音が流れているのですが、この音は、どんな状況でも、母音を聞き取れるように工夫して入れた効果音です。


Apple(リンゴ)の最初の母音の音「ア(Ah)」という発音は、アメリカ英語特有の母音で、日本人がもっとも発音をするのが難しいとされ、そして間違えやすい母音の一つです。

ここでは、Appleの「ア」を含んだ「Apple Story(リンゴの話)」という短い会話を聞きます。この会話の中には、何度もAppleの「ア」を含んだhAts、bAts、fAt、rAtなどの単語が出来てきます。

この「リンゴの話」を何度も聞いて、自分でもリピーティングをすることで、Appleの「ア」の発音をマスターすることができます。


ここでは、「Dreams Come True(夢は叶う)」という少し長めの英語のストーリーを聞きます。

このストーリーを読むスピードはは、そんなに早くないので、何度も聞くうちに、テキストを見ないでも聞き取れるようになるはずです。

この会話の中には、今まで練習してきた母音や子音の音を含んだ単語がたくさん入っています。

そして、この会話には、ある周波数の音をバックグランド音として流しています。

ただ会話を聞いているだけのように聞こえるかもしれませんが、この周波数の音が、この会話の中に出てくる単語や英語の音をより聞き取りやすくしています。


女性のネイティブスピーカーが、1から25までの数字を、Number 1(ナンバーワン)、Number 2(ナンバートゥー)のように、Number 25まで言います。

ただし、途中で、Number~を言った後に、ある母音の発音がされます。

あなたがすることは、集中して、ネイティブが数字を言うのを聞き、ネイティブが数字の後に、英語の音を発音した時に、その数字の数をメモすることです。

集中力を養うトレーニングなので、英語を集中して聞く力が身につき

ます。


ここでは、ネイティブが、まずは比較的ゆっくりなスピードで、英文を言います。そのすぐ後に、ナチュラルスピード(ネイティブが普段、ネイティブ同士で話している速度)で、その英文を言います。

最初に英文を読む時と、ナチュラルスピードで英文を読む時とでは、

まったく英文が違って聞こえるでしょうが、ナチュラルスピードを聞く時には、一つ一つの単語を聞き取ろうとするのではなく、英文をリズムでとらえるようにして下さい。

ネイティブが普段、話しているナチュラルスピードでは、単語は音となって聞こえてきます。

一つ一つの単語をはっきりと発音した比較的ゆっくりなスピードと、

ナチュラルスピードを交互に聞くトレーニングを繰り返すうちに、早い英語も聞き取れるようになってきます。

このトレーニングのバックグラウンドの音には「ピー」という周波数を入れてあります。

ネイティブのナチュラルスピードを聞き取る英語耳を育てるトレーニングです。


このCDのレッスン 5でも、母音の復習のトレーニングをしました。

レッスン 5と似た母音の復習のトレーニングです。

ただし、ここでは、単語は一切、言いません。

ひたすら、さまざまな母音の音を、ネイティブが何度も連続して発音するのを、リスニングするドリルです。

今回は母音の音だけなので、もっと集中的に母音のシャワーを浴びているように感じるでしょう。

頭の中に集中して母音の音をたたき込んでいきますので、母音の復習に最適なドリルです。


この母音のトレーニングでは、スコット先生と、女性のネイティブが、母音の音を交互に連続して発音します。

ここで、あなたがすることは、リスニングをしながら、頭の中で、

ネイティブが発音したのと同じ音を繰り返すように暗唱することです。

2人のネイティブが発音する母音の音を自分でも頭の中で暗唱すること

で、効果的に母音を身につけるトレーニングができます。


日本人が苦手な子音「LとR」の発音を含んだ単語がたっぷり入った下記のストーリーを聞きます。

Ken eats rice every morning for breakfast. Eating rice in

the morning is very rare for many people. Sometimes Ken eats liver near the river during lunch.Look over there! Next to the rock! It's Ken eating rice and liver in a raft on the river!

テキストの英文を見ながら、LとRの音の違いを意識して聞いているうち

に、LとRの音の違いをはっきりと聞き分けられるようになってきます。


スコット先生と、アメリカ人女性が、ディナータイムを想定した会話をします。

この会話の中にはよく使うイディオムが随所、随所に、使われています。

あなたにも覚えて欲しいイディオムがある部分では、会話の前に、スコット先生がイディオムを素早く、差し込むように言います。

そして、スコット先生がイディオムを言ったすぐ後に、会話が流れます。

この会話は、聞き流して学習することでも、単語力や、イディオムを身につけることができますし、リピーティングすることで、発音やスピーキング力アップにも効果的です。


スコット先生と、女性のネイティブが、「街中の評判」を題材にした会話をします。

この会話の中でも、随所、随所にイディオムが使われています。

ネイティブ同士が日常、普通に会話をしているような自然な会話ですの

で、何度も繰り返しリスニングをすることで、イディオムを身につけながら、リスニング力を伸ばすのに最適なレッスンです。


女性のネイティブスピーカーが、数字を1~25まで数えます。

前回は、途中で母音の音が入る、数字を書き取るドリルでしたが、今回

は、数字が途中で変わる場所を注意して聞くリスニングのドリルです。

たとえば、number 12、number 13・・・number 20と数字が途中で切り替わります。

このトレーニングの難しいところは、バックグランドに、まるでどこか外にいるかのような音が入っていることです。このバックグラウンドの音には集中しないようにしながら、どこで数が変わるかに注意して聞いて下さい。

このトレーニングも集中力を磨くのに最適です。


日本語を話しながら育った日本人が聞き取ることのできる音の範囲は

日本語の「聴解範囲」に限られています。

このドリルでは、「アー(ih)、アー(Ah)、アー(ua)」という3つの音に焦点を当てた周波数を流すことで、あなたの英語の聴解範囲(英語の音を聞き取ることができる範囲)を広げます。


最初に、「英語の聴解範囲」を広げる周波数の音が流れ、その後、

Appleの「ア(Ah)」の音とUnderの「ア(Uah)」の音を、スコット先生が繰り返し発音します。

そして、「ア(Ah)」の音を発音した後に、「ア(Ah)」の音を含んだ単語、次に、ア(Uah)の音を発音した後に、ア(Uah)の音を含んだ単語を周波数を流しながら発音します。

AppleのAhの音とUnderのUahの音も日本人にとって、聞き分けや、発音が難しいとされている音ですが、このリスニングドリルで、2つの音を聞き分けられるようになります。


スコット先生が、「パーティータイム」という10行ほどの会話を読みま

す。

このストーリーの中には、アメリカ人が会話の中でよく使うイディオムが入っているので、会話でよく使うイディオムを学ぶことができます。


スコット先生と、アメリカ人女性が、母音と子音の音を交互に発音するのをリスニングするサウンドドリルです。

このドリルは、リスニングをするだけですが、頭の中で、スコット先生

と、アメリカ人女性が発音する音を繰り返すようにすることで、より効果的に、リスニング力を伸ばすことができます。


このセクションは、CD1を終えた後に聞く、CD2のレッスン20のサンプルです。

この段階までくれば英語を聞き取れるようになっていて、

発音もよくなっています。

ここでは短い会話を使って、聞かれたことにパッと英語で答えられるように実践的な会話のトレーニングをします。アメリカ人女性が言ったこと

に、スコット先生が答えます。

Let me put my make up on.(お化粧させて。)
Sure no problem. I'll be in the car. (もちろんいいよ。車に乗ってるから。)

Take it easy.  (元気でね。)
Ok you too. (うん、あなたもね。)

Wait a minute! (ちょっと待って!)
What's wrong? (どうかしましたか?)

Do you want to go to the beach?(ビーチに行きたいですか?)
Sure why not, sounds like a good idea. (うん、いいんじゃない?良いアイディアだね。)

Send me an e mail.(Eメールを送って。)
What's your address? (アドレスは何ですか?)

この短い会話を、普段からリスニングし、自分でもリピーティングすることで、実践の会話でもすぐに、相手が言ったことに対して、パッと口から「英語が飛び出す」ようになります。


英語には、振動させた音を出すバイブレーションサウンドという音があります。

たとえば、Very、Vice、Voiceといった単語の最初の「ヴヴヴ」というVの音、This、That、Thoseといった単語の最初の「ズズズ」というThの音です。

Vは、下唇を軽く上の歯で噛みながら、振動させた音を出し発音する音です。そして、Thは、舌先を軽く上下の歯ではさみながら、振動させて発音する音です。

バイブレーションサウンドは、日本語には存在しない音ですが、英語ではよく使われる子音です。

はっきりとしたバイブレーションサウンドを聞き取れるようになり、そして発音できるようになることが大事です。

特殊なサウンド技術を使うことで、このドリルでは、バイブレーションサウンドをあなたの耳の中に響かせ、バイブレーションサウンドを リスニングしながら身につけることができるようにしました。


複数のネイティブスピーカー達が、下記のトピックについての会話をします。

「男性が友人の女性にプロポーズをすることに対してアドバイスを求める会話」
「ボスの机の上に置いておいたはずの書類がなくなってしまったハプニングを解決する会話」
「2人のアメリカ人女性が、これから一緒に出掛けるための計画を話す会話」
「バスケットボールをテレビで見ながら、2人で盛り上がっている会話」

それぞれの会話からイディオムや単語を学ぶことができます。

この段階まで来ると、今までのサウンドトレーニングで、リスニングの基礎ができているので、それぞれの会話を何度も聞き流す学習をするうち

に、テキストを見ないでも、会話を聞き取れるようになるでしょう。

そして、このセクションを何度も繰り返し聞き流すことでリスニング力が伸びて行くので、徐々に、ニュースを聞き取ったり、映画を字幕なしで見たりできるようになっていきます。


今まで開催された50回のTOEIC(R)テストを分析し、もっともTOEIC(R)テストに出題された頻度の高いボキャブラリー(単語)と、

それぞれの単語を使った英文を聞くレッスンです。

ボキャブラリーを身につける秘訣は、英文から使い方を学ぶことですの

で、TOEIC(R)テストに頻繁に出題される単語の使い方を英文から習得して下さい。

過去にTOEIC(R)テストに50回出題された単語から、14回出題された単語までをスコット先生がリストアップしました。

まずは、テキストを見ながら、リスニングをして、次に、単語や英文をリピーティングして下さい。

このレッスンは、TOEIC(R)テストのボキャブラリー対策に最適です。